The Genuine Parts メルセデス・ベンツ純正ブレーキシステム

「よく効く」だけが良いブレーキの条件ではありません。

クルマが、スタートからおよそ9秒で100km/hまで加速するのに対して、ブレーキは2.7秒で100km/hから停止するまでクルマを減速させる。それほどブレーキはタフな仕事をしています。

しかし、単によく効けば良いブレーキと言えるでしょうか? 答えは「NO」です。

絶対的な制動力の高さはもちろんですが、ペダルを踏み始めてから制動力を発揮するまでのレスポンス、ブレーキング中のノイズや振動の少なさ、繰り返しのブレーキングに対する耐フェード性、耐摩耗性など、ブレーキにはさまざまな性能が求められます。

メルセデス・ベンツでは、すべての性能を高いレベルでバランスさせた”最高のブレーキ”を目指して、純正ブレーキシステムの開発を続けています。

安全装備との適合性も考慮された高い信頼性

メルセデス・ベンツ 純正ブレーキシステムは、各構成部品の素材から検討を重ね、時としてブレーキディスクが真っ赤に焼けるほどの負荷を加える過酷なテストを経て、制動力、コントロール性、快適性、耐久性をバランスさせた基本的なシステムが完成します。

そのうえで、個々の車両の特性に合わせて寸法やパッド材質などに細かな修正を加え、100%の適合性と性能バランスを確認して世に送り出されています。もちろん、ABSやESPといったセーフティシステムとのマッチングも確認済み。その効果を最大限かつ効果的に発揮できるよう設計されています。

ブレーキシステム単体での性能に加えて、他の構成部品や先進の安全システムとの完璧な連動性。それがメルセデス・ベンツ 純正ブレーキシステムならではの特徴であり、高い信頼性の礎となっています。ブレーキパッドやディスクを交換した後に感じる、踏み始めからスムーズに効き始めるあの感触が創り出す安心感は、メルセデス・ベンツ純正ブレーキシステムでないと味わえない独特のフィーリングではないでしょうか。

止めたいときに止まるブレーキ

ブレーキパッドは、繊維状あるいは粉末状の各種金属やアラミド、鉱物、セラミックなど、さまざまな素材を混ぜ合わせ、高温で焼き固めて作られています。どの素材をどの程度の割合で混ぜ合わせるかによって、パッドの性質は大きく変わります。パッドのレシピとディスクローターとの相性が、ブレーキ性能を左右すると言っても過言ではありません。

ブレーキに求められるさまざまな要素を高いレベルでバランスさせているメルセデス・ベンツ純正ブレーキシステムは、とりわけ「止まる」性能とコントロールしやすい「フィーリング」に力を注いでいます。そのため、ブレーキパッドの摩擦係数が高めに設定されており、ブレーキディスクもやや軟らかい素材が使われています。

メルセデス・ベンツのホイールはブレーキダストによる汚れが出やすいと言われています。しかし、それはドライバーや同乗者、周囲の道路利用者の安全を第一に考え、「止めたいときに止まる」性能を優先させているからなのです。

ホイールの汚れが気になるお客様は、本来のブレーキ性能をそのままに、頑固なブレーキダストを水洗いだけで簡単に落とすことのできる、「メルセデス・ベンツ純正 ホイールコーティング」をぜひお試しください。

運動性能や燃費に貢献する軽量ディスク

ブレーキディスクは、ドロドロに溶かした鉄を型に流し込んで作る鋳鉄製が一般的で、ブレーキパッドが触れるディスク部分とタイヤを取り付けてあるハブ部分が一体になっているのが普通です。

最新のメルセデス・ベンツ SクラスとCクラスに採用されている軽量ブレーキディスクは、ディスク部分とハブ部分を分離させた2ピース構造が特徴。ディスク部分はこれまで通り鋳鉄を、ハブ部分にはプレス成型された2.5mm厚の高張力鋼板が使われています。高張力鋼板は引張や圧縮、そして変形しにくい性質を持ち、薄くても高い強度を誇る素材です。クルマのボディにも多用され、薄くて強い素材は車両の軽量化に大きく貢献しています。

そのため、十分な強度と耐久性を確保しながら、ディスク1枚あたりの重量を約1.6kg軽量化することに成功。車重が軽くなることによる燃料消費量の低減、サスペンションにかかる負荷の軽減による操縦性と乗り心地の向上をもたらしています。

サーキット走行で真価を発揮する

炭素繊維を炭素で強化したカーボンコンポジット材を使用したブレーキは、1970年代に航空機用として実用化され、超音速旅客機コンコルドに採用されたのを皮切りに、戦闘機や民間機に広く普及。1980年代に入るとF1をはじめとするレーシングマシンにも採用されるようになります。

しかし、カーボンコンポジット製ディスクには、温度が一定レベルまで上がらないと本来の制動力を発揮できないという特徴があり、一般市販車への普及の妨げになっていました。

そこで、カーボンコンポジット材にシリカ(二酸化ケイ素)を配合し、1700℃の高温で焼結させることで、表面に炭化ケイ素(SiC・シリコンカーバイド)の被膜を形成させた、カーボンセラミックディスクが誕生。これにより、温度に左右されない制動力、重量、快適性、耐熱性、耐久性が高いレベルでバランスされ、ハイスペックを誇る市販スポーツカーを中心に採用がはじまっています。

メルセデス・ベンツでは、AMGの一部モデルにカーボンセラミックブレーキをオプション設定。標準装着ブレーキに比べて約40%も軽く、強力な制動力と耐フェード性を発揮する高性能ブレーキとして、サーキット走行を楽しむユーザーを中心に高い評価を集めています。
美しいオレンジ色に塗装された強化キャリパーと大径化された迫力のサイズのブレーキディスク、ホイールを通して見えるそのブレーキシステムはとにかくクールでパワフルです。

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